第1回 33歳独身男が野菜を育てようと思ったワケ

どもっ! エレキコミック、イマダチです。


今回からこちらで、ベランダで野菜を育てる「ベランダファーマー」としてイチから野菜を作る様子を、成功も失敗も、根腐れもウドンコ病も、隣人からの苦情、それによるマンション退去も余すところなくお伝えしていきたいと思います。


そもそも、なぜ33歳独身男が野菜を育てようと思ったか?


「オッサンになったから」です。


若い時は「カルビ、カルビ、カルビタレ」の毎日でしたが、30超えた辺りから「野菜、野菜、ササミ塩」に嗜好が変わってきたのです。


で、量も食べられなくなった→うまいもんだけ食べたい→うまいものとは?→自分で作ったものではないか?→自宅で作れるものは?→食肉は無理だ!→いや鶏ならいけるんじゃないか?→最後にその鶏食べられるか?→無理だ捌けない→あっ!昔、井戸水で冷やしたキュウリはうまかったよな→野菜ならベランダでも作れるぞ→それだ!という流れで何の知識もなく育てることになったのです。


で、編集担当から言われたのは「永田農法の野菜っておいしそう」のひと言のみ。永田農法…?


聞けば農業にも野球の「一本足打法」や「マサカリ投法」のようなフォームがあるらしいのです。なら私はもっとカッコイイ「トルネード農法」や「サブマリン農法」がいいと言いましたが、「竜巻来たら壊滅だし」「そんな埋めたら芽出ないし」「って言うかそもそも、そんな農法ねぇし」と言われ、永田さんが発案したであろう永田農法をやることに。


この永田農法、別名「スパルタ農法」とも呼ばれ、最小限の水と肥料しか与えない育成方法なんです。


野菜には厳しいが人の懐には優しいらしく、最小限の出費で済むわけです。(第2回へ続く)

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