第3回 瀕死のイチゴ なんか芽らしきものが出てる

どもっ、「野菜作り」の「野」の字の部首が“さとへん”くらいしか知らない、イマダチです。


今回も、お風呂の水漏れで階下の人に多大な迷惑をかけながら保険が適用されるのでホッと胸をなで下ろしつつ、ベランダから野菜を育てる過程をお伝えします(初めて菓子折り持って謝り行きました。3回目にしてマンション退去報告するかと思いました(冷汗))。


時期的に現在は島忠で買ったイチゴの苗2株(1株は瀕死のように見える)を、東洋の秘術と俺だけが呼ぶ「永田農法」で栽培中なわけです。


がっ! イチゴを植えた2月末から、なんでこんな天気が悪いんだ!


雨、くもり、ならまだしも雪ですよ雪、これが「なごり雪」なんですか! イルカなんですか! 伊勢正三なんですか!


それとも永田さんに許可取らずにやってるから罰が当たったんですか? なら、しっかり入会しますよ。「永ッ子クラブ」として活動しますよ! 永ッ子クラブ会員番号831「ダチ生さゆり」として! そしてデビュー曲「ファーマー服を汚さないで」を歌いますよ。


おてんとさん、こちらにゃ死にかけのイチゴがいるんです!(以下瀕死なことからヒッシー)見るからに弱ってるんです、明日にも辞表提出しそうなんです。ユンケルの一番高いやつでもぶっかけてやろうかと思うくらい、やられちまってるんですよ。




これはまずいとヒッシーを暖かい部屋(ICU)に移し「君はもともとオンリーワンなんだよ、世界に一つだけなんだよ」と手垢だらけのセリフで励ましていると、思いが通じたのか(どんな?)3月に入り晴天が多くなってきました!


そして3/4、ふと見ればなんか芽らしきものが出てるじゃないですか! しかも昨日まで「我が生涯に一遍の悔いなし!」と言っていたあのヒッシーから!


あぁ、これが喜びなのか栽培の醍醐味なのかと思っていたら、もう一株からも芽が!(確変)こちらはまっすぐそして青々と、どこに出しても恥ずかしくない主席の芽(以下愛称ハーバード)。


やばい才能あるかも、これは「ダチ農法」確立も近いと余裕でいたら、2週間後、ヒッシーの葉1枚が枯れた、そしてまた1枚…。


3月末、芽は伸び元気そうだが毒々しい黒い葉が咲き、ほかは地を這う、病弱ヒッシーから不良イチゴ「クローズ」と改名しました。


さぁ4月、とうとうレタスとネギを植えます! そしてハーバードは人生初の挫折を味わうのか、元気になりコンビニの前でたむろするクローズは更生するのか! 次回「栽培とは信じ 待ち 許してやること」ご期待ください。ベラバ〜イ!(第4回へ続く)

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